先日、ドライブシャフトブーツ破れが見つかったCocoaのドライブシャフトを交換する。

準備するもの(取り外し/組付け)
- マイナスドライバー or ロックナットチゼル
- 10mmソケット
- 14mmソケット
- 17mmソケット
- 30mmソケット
- インパクトレンチ
- タイヤレバー
- ゴムハンマー or プラハンマー
- リビルド品ドライブシャフト
- トルクレンチ
- タイロッドエンドプーラー
- オイル受け皿
- ウエス、パーツクリーナーなど清掃道具
ホイールカバー取り外し
ホイールカバーと鉄ホイールの間にマイナスドライバーを突っ込み、ホイールカバーを取り外す。
やり方は先日のタイヤ交換と同様なので割愛。

ドライブシャフト ロックナット取り外し
貫通タイプのマイナスドライバーでロックナットのかしめ部分を起こす。


作業開始前にロックナットチゼルをヨドバシオンラインで購入したのだが、作業日まで届かず結局使う機会がなかった…
チゼルは86のハブベアリング交換をするときに活躍してもらおうと思う。
マイナスドライバーをナットが凹んでいる部分に当てがいゴムハンマーで凹を起こすように叩いていく。


マイナスドライバーの当てる角度
ある程度まで戻れば30mmソケットとインパクトレンチで取り外す。ドライブシャフトを再利用する作業の際はしっかりカシメを起こさないとネジ部を痛めてしまう可能性があるので注意。
フロントジャッキアップ
タイヤ交換の時はサイドのジャッキアップポイントを使って車体を持ち上げたが、今回は車体下に潜るため左右のジャッキアップポイントに馬をかける。



(本来は前回のタイヤ交換の時も万全を期すべきだろうが横着してしまっている・・・)
車両中央にあるジャッキアップポイントを使って持ち上げる。


車両中央のジャッキアップポイント



ジャッキアップポイントにジャッキのラバーが張り付くんだが・・・
タイヤ取り外し
ジャッキアップが終わり馬をかけたらタイヤの取り外し。
こちらも特段難しいことはなく、インパクトレンチなどで4つのボルトを緩めれば取り外し完了だ。
各種ボルトナットの取り外し
ドライブシャフトを抜き取るためにはハブベアリングからスプラインを抜かなければならない。
そのため、足回りのボルトナットを取り外して、スプラインを抜くためのスペースを確保する必要がある。
スピードセンサー取り外し
10mmソケットでスピードセンサーのボルトを取り外す。
(急いでいたので写真の撮り忘れ・・・)
ストラットブラケットボルト取り外し
ボルト/ナット2本を17mmソケットで取り外す。


タイロッドエンドナット取り外し
14mmソケットでナットを取り外した後、タイロッドエンドプーラーでタイロッドを取り外す。
供回りしてしまう場合はタイロッドエンドプーラーで押さえると供回りを防止することができる。


ハブベアリング側ドライブシャフトスプライン切り離し
各種ボルトを取り外した状態でドライブシャフト先端を押しながらハンドルを切るような方向にナックルを移動させるとスプラインを抜き取ることができる。


この作業は少し知恵の輪みたいに向きを微調整する必要がある。
ロアアームからナックルを完全に取り外せるようにブレーキ周りも緩めれば知恵の輪も不要なので知恵の輪が解けなかった人は試してほしい。
インナー側ドライブシャフトの取り外し
タイヤレバーをドライブシャフトとミッションケースの間に引っ掛け、ミッションケースを支点とした梃子の原理でドライブシャフトを引き抜く。


タイヤレバー当て方
ドライブシャフトが抜けると中からCVTフルードが漏れてくるので、受け皿を用意してください。
(ドライブシャフト抜いてもCVTフルード漏れないという情報を信じてフルード抜かずにドライブシャフト抜いてみましたが、案の定漏れました・・・)



ドライブシャフト交換の1番の難所!
受け皿を入れるのが少し遅れると殺人現場みたいになるので本当に注意してください。


受け皿が間に合わなかった凄惨な現場(笑)
最期に清掃をすればドライブシャフト取り外しの完了!
長くなったため、ドライブシャフトの取付は次回。
ご視聴ありがとうございました。